ストーリー
ジェラルド・バトラーとジェイミー・フォックスが共演するクライム・サスペンス。「交渉人」のF・ゲイリー・グレイ監督がメガホンをとり、「ソルト」のカート・ウィマーが脚本を手がける。米フィラデルフィアで幸せな毎日をおくっていたクライド(バトラー)は、ある日突然、愛する妻子を目の前で惨殺される。しかし犯人は、エリート検事ニック(フォックス)の勝手な司法取引によって極刑を免れる。腐敗した司法制度に憤がいしたクライドは、自らの手で犯人と事件関係者に制裁をくだしていく。
キャスト・スタッフ
- キャスト:
- ジェイミー・フォックス、ジェラルド・バトラー、ブルース・マッギル、コルム・ミーニー
- 監督:
- F・ゲイリー・グレイ
- 脚本:
- カート・ウィマー
- 製作:
- ジェラルド・バトラー、カート・ウィマー、ルーカス・フォスター、マーク・ギル、ロバート・カッツ、アラン・シーゲル
- 撮影:
- ジョナサン・セラ
- 音楽:
- ブライアン・タイラー
作品データ
- 原題:
- Law Abiding Citizen
- 製作国:
- 2009年アメリカ映画
- 配給:
- ブロードメディア・スタジオ
- 上映時間:
- 108分
- 映倫区分:
- R15+
- オフィシャルサイト
自己評価点 【 78点 】
妻と子供を殺された 男の復讐が 恐ろしいモンスターに変身していく姿が 見ごたえあります
事件によって裁判に関わった者を パーフェクトに次から次に殺害していく
スリリングで 残酷で 実行していくストーリーはハラハラ ドキドキします
検事役には 2004年 アカデミー主演男優 ニック ライス (ジェイミー・フォックス)
妻子を殺された エンジニア クライド シュット (ジェラルド・バトラー) 2004年 オペラ座の怪人
二大実力派俳優の男くさい 心理を探り合う演技も 見逃せません
司法制度に対する矛盾を クライドが 自ら底知れない知能を発揮し
ひたすら復讐を 華やかな手口で殺害していく展開は彼の怒り そのものが伝わってきます
刑務所の中に入れられながら 一人 二人と殺害していく映像は 身震いする恐怖感があり
そして あざ笑うかのように なし遂げていくクライドは 怖いもの知らずの
殺人指揮者のように 楽しんでいるようにも見えます
止まらない復讐がエスカレートしてきて ワンシーンだけ それは恐ろしい映像が・・・
凄い! これは 映画 「SAW ・ ソウ」を見たときのシーンが脳裏に浮かんできました
クライドはニックに取引を持ちかけるが 自白に至るまで 彼の説得ある 賢人な頭の回転には
「なるほど」って 感心していまう マイルドコントロールされそうな口調です
最後まで 「何故!」 「どのようにして!」 がいつまでも 思うストーリーで
刑務所の独房に入れながら 殺害が実行される! 共犯者がいるのか!
10年間という時間をかけて綿密に計算をし 準備をしてきた経緯が そこに。。。
ラストの数分間 クライドという男の恐ろしい計画が明らかになってきます
まったく予想もつかない展開と恐怖感 そして緊張感がこの映画の魅了で
エンドロールが流れてからも 胸騒ぎが納まらない余韻が残りましたが
しかし 最後に 「何故!」 「どのようにして!」が 明らかになれば やはり話の流れを観ていて
ある程度 予想はしていましたが もう少し 「ひねり」を入れても良かったのでは
っと思う 少し残念さもありますが 楽しめる作品だと思います